2010年02月13日

東京地検特捜部とアメリカ。


面白い記事を見つけましたのでご紹介いたします。
記事の中には以前掲載いたしました「児玉誉士夫」で紹介いたしました記事とリンクする部分がかなりあり、一読いただいた方にはよくわかる内容となっておりますので、最後尾にこの記事を貼り付けておきますので一読ください。

「ニュースのとりせつ」より。

「特捜部は、日本の権力者に歯向かう役割でスタートした。その後ろ盾には米軍がいたんです。それが今も続いているんです」〜1月14日孫崎享元外務省国際情報局長インタビュー13
No. 230
2010-02-12 15:19
政治コメント: 113 ► Retweet. 前回までのエントリーの続き。1月14日孫崎氏インタビューの番外編。

 ビデオを回しながらのインタビューは、前回までのところで終了。

 その後、奥様がケーキと紅茶を出してくださり、ここからさらに2時間も歓談。このときの孫崎氏の話がまた面白い。

 録音もメモもとらずに聞いていたが、途中からあまりの面白さにもったいなくて、許可を得て、レコーダーをONにした。

 話は、先に孫崎氏がさらっと口にした「検察の動きを見ていると、アメリカの意思が分かる」という言葉について。

 なぜ、検察の動きを見ていると、アメリカの意思が分かるのか、そうたずねると、「特捜部という組織について知るには、その起源を知らなくてはならない。特捜部の出発は、GHQ(進駐軍)が支配していた戦後直後にさかのぼるんです」と孫崎氏は語った。


孫崎「戦後、隠匿物資を、発掘するために特捜部がつくられました。こんな資産を日本政府は隠していて使っているという。それと政治家と結び付いているというので、隠匿物資の摘発が始まっているわけです。それが特捜部の出発点なんですね」


岩上「隠匿物資というのはこの場合は、戦前の日本軍か?」


孫崎「そうそう。ダイヤモンドであるとか……」


岩上「あの児玉誉士夫とか、戦中、軍部に協力していた人達が抱え込んでいた軍需物資をドサクサに紛れて私物化して、戦後、すごく成功するじゃないですか」


孫崎「そうそう」


岩上「ああいう一連の戦後右翼と同じように、どさくさに紛れて、いろいろ物資を私物化していった連中がいるという話ですが……」


孫崎「どさくさに紛れなくても、日本政府が持っているわけです」


岩上「特別会計の埋蔵金みたいなもんですかね」


孫崎「日本政府そのものが持っていて、日本の政治がそれを利用しているわけ。それを……」


岩上「どこか帳簿に載っていないとか、国民の為に使われていないとか……」


孫崎「そう。そういうことが起こっているわけですよね。利用の仕方がかなり恣意的なものなんだけど、それを一番追っかけたかったのがアメリカなんですよね」


岩上「日本の隠し財産を発掘しようと」


孫崎「要するに、自分の目のつかないところで、勢力をもっていこうとしているわけだから、全部の経済財産はアメリカの方が把握しているわけだけども、隠匿物資だけは隠しているわけだから、わからない。それを使って動いているわけだから……」


岩上「地下経済ですからね」


孫崎「それの摘発で、特捜部は始まった」


岩上「隠匿物資の私物化ということは、闇屋ややくざのように、私的利益で動いている連中もいるでしょうけど、当時、アメリカの占領下の中で、アメリカに気づかれないように動こうというのは、アメリカに隷従することを潔しとしない勢力、日本の自主独立を求める勢力。いわば、アメリカにとっては非常に困る勢力でしょう、愛国主義勢力というのは」


孫崎「そうそう、そういうことです」


岩上「それを摘発する東京地検というのは、愛国者を摘発する勢力……」


孫崎「愛国者という言葉を避けると、その時の政府に、その時の日本の権力者に歯向かう役割で特捜部はスタートしているわけですよ。じゃあ誰が後ろ盾にいるかというと、米軍がいたわけですよ。それが今日まで続いているわけです」


岩上「そうなんですか、なるほど。日本国内の、国民に選ばれた正当な政治権力に対しても特捜部は歯向かう。その背後には、そもそも出発点からアメリカの存在があった。ということは、東京地検が日本が対米隷属から離れて、独立独歩の道を歩もうとする政治家をねらい打ちにしてきたのは、ある意味で当たり前なんですね」


孫崎「当たり前。だから、特捜部の姿勢は一貫している。田中角栄にも歯向かう。要するに、非常に簡単なことなんですけど、官僚が時の政府に立ち向かうということは、普通やらないです。しかし、時の政府よりも強いものがいると思うからやるんです」


岩上「なるほど。官僚は、一番強いものにくっつきますからね。本来は、官僚は権力に従うものですから。それが官僚というものの本質であり、性質ですよね」


孫崎「というようなことを思っていくと、特捜部というのは何者かという。そういう意味で歴史的なものが、今日までどうなっいてるかという、これまでの特捜部長であるとか、それをずうっと追っかけたら、面白いものができるかもしれない」


岩上「面白い。やりたいけれども、うかつにやろうとすると、つぶされますね(笑)つぶされないでやるための方法を考えないといけないですね」


孫崎「特捜部のトップは、皆、外務省に出向して、駐米大使館勤務を経験したりしていますよね。あれは、大使館勤務が大事なのではない。留学でも何でもいい。検察に入ってから、アメリカに何年間か滞在することが大事。その滞在期間中の経験こそが、大事なんです。その期間中に、権力の機微を学ぶんですよ。くわしくは、私は専門家ではないので、これ以上は言いませんが」


岩上「権力の機微を学ぶとは?」


孫崎「くわしくは、私はその方面の専門家ではありませんから、これ以上は申し上げませんが」


岩上「官僚を動かす一番のテコは、人事ですよね。米国が人事に介入することができれば、それを通じて政府や官僚機構の操作も可能ですね」


孫崎「先に述べたように、小池百合子さんが武村官房長官について話していることなどが、ひとつの例でしょう。他にも多々あると思いますよ。各省庁の幹部に、どれだけ米国への出向経験者がいるか、ということを調べた人がいます。すると、法務省では、出世組の中に、米国出向経験者の占める割合が高いんですね。他省庁と比べても、ずっと高い。不思議ですよね、これ(笑)」


岩上「これは面白いなぁ(笑)」


孫崎「いやいや、面白いかどうかは別として(笑)。リスクをとらないと」


岩上「僕自身は、リスクをとるのはかまわないんですが、僕だけでは説得力がありませんから(笑)」


孫崎「それはやっぱり、一番説得力のあるのは元の公安調査庁であるとか、あるいは検事であるとか、そういうような人たちに、これでいいのかと思っている人達が必ずいるはずなんですよね。その辺をどうつかむかですよね」


岩上「やっぱりこの捜査はおかしいという風に発言している弁護士というのは、元東京地検の検事なんですよ。郷原さん」


孫崎「ああ、郷原さん」


岩上「郷原さんに実は昨日(1月13日)の夕方、インタビューの約束を入れていて、彼の事務所に着いた時に『小沢氏の関係各所に強制捜査が入る』という速報が、携帯に入りました。うわーっ、とうとう入っちゃいましたね、というところで、郷原さんとのインタビューを始めたんです。それを大急ぎ、今朝、YouTubeにアップしてきました」


孫崎「第二、第三の郷原さんが出てくると、いいんですけどね。だって郷原さんだけだったら、今度彼の足元をすくわれたら……。『郷原さんというのは、あんまり信用ができない』などという、そういうような『評判』を立てていくでしょうからね。ちょうど寺島実郎さんが一時期やられたでしょう? あれと同じような感じになるわけだから。ああいうような人が次から次へと……」


岩上「ああいうような、寺島さんに対する、一種のディスインフォメーションのようなものも、ある程度組織的にやっているわけですよね?」


孫崎「やっていると思いますね。あれは口コミですごい、広まっている。ええっ? と思うような人が、『寺島さんというのは、仕事はあんまりやらないんだよな』とかね。全然違うようなところから、攻撃しているんですよね」


岩上「なるほど。先生ばっかり目立ってはいけないんで、複数の人が立ち上がらないと。できるだけ、とにかく、やりたい事は簡単なんで、この気持ち悪い状態を何とかしたい。この気持ち悪さというのは、本能的に誰でも分かりますから。この気持ち悪さをを分からない人たちは、ちょっと変だと思うんですよ」


孫崎「しかし、郷原さんや、あなたのような人というのは、ほとんどいませんよ」


岩上「たしかに今はまだ数は少ない。小沢会見で、120人いる報道陣の中で手を挙げて、『検察の不当捜査、マスメディアがリーク報道で足並みそろえている異常事態をどう思うか』と質問したのは、僕だけですから、ええ。もう気が狂っているというふうに、記者クラブ側からは思われているでしょうけど、僕は記者クラブ側のほうこそ気が狂っていると思いますからね、やっぱり。

 検察と、主要マスメディアがやっていることは、集団狂気による集団リンチでに等しいと思います。捜査のデュー・プロセスも、推定無罪の原則も、冤罪可能性への配慮も、集中報道による人権侵害の懸念も、何もない。

 それが、小沢一郎という権力者に対する『反権力』のポーズをとりながら、実は、寄り上位の権力にこびへつらっている姿であるとすれば、看過できないですね、やはり」

以上。

★ ここからは「児玉誉士夫」


児玉誉士夫という名前を聞いて何を連想するかと言えば、やはり「ロッキード事件」「田中角栄」ではないでしょうか。
なかには「そんなのかんけぇね」(小島よしお)という世代もあるでしょうが。

ウィキで検索すると随分詳しく載っていますが、結局のところ「ろくなもんじゃぁねえ」ってことくらいで、なんだかよくわかんない。

で、簡単にまとめてみると

児玉誉士夫は、1911年に福島県安達郡本宮町(現本宮市)の没落した士族(旧二本松藩士)の家に生まれた。
1920年8歳の時に朝鮮に住む親戚の家に預けられ、京城商業専門学校を卒業した後(なお、その後日本大学皇道科を卒業したということになっている)、工場の単純労働者として辛酸を舐めた。

十代後半に「天皇直訴事件」を起こし投獄されるが、右翼の間では名前が一躍知られる事となる。

1938年、海軍の嘱託となり、1941年から上海で児玉機関を運営し、それをきっかけに黒幕へのし上がっていく。

当時海軍は、戦争の次期主力は戦闘機になると予測しており、軍艦から戦闘機に戦力をシフトしたがっていたが、軍部はこれを認めず、戦闘機に予算が付かなかったという背景がある。

そこで児玉を使って、戦闘機生産のため、ダイヤ、プラチナ、タングステンやラジウム、コバルト、ニッケルなど、海軍航空本部に納入する物資を調達した。
すなわちこれを児玉機関と呼んでいる。

調達とは名ばかりで現地の中国人に拳銃を突きつけ脅してタダ同然に調達したと言われている。
つまり略奪したわけですな。

第二次世界大戦の終結後に上海から持ち帰った資金(現在の時価にして3750億円)を海軍に返還しようとしたというが、この資金は、調べられれば、汚れた金であることがわかってしまう。

それで、戦時犯罪の疑いをかけられたくなかった海軍は、児玉に処分を依頼した。

児玉は岸信介、笹川良一、正力松太郎(読売新聞創業者)らとともに、A級戦犯として巣鴨拘置所に収監される。
ここでの人脈を「巣鴨プリズン・コネクション」という。

彼らA級戦犯はホワイトハウスの勅令で、CIAのエージェントとなり活動することと引き換えに無罪放免となった。

後に略奪した資金の一部で、岸信介、笹川とともに、鳩山ブランドの自由党(自民党の前身)の結党資金として提供した。
岸は、後に総理大臣になるが、この流れをくむのが自民党の「清和会」である。
言わずと知れた森派である。

この流れを知れば、自民党自体がCIAの傀儡政権であるという事は、想像するに易しい。

また、児玉の資金は現金ではなく、ダイヤとプラチナであったため、鳩山は河野一郎(河野洋平 現衆議院議長の父)に依頼しこれを現金化した。

児玉は確か満州で中曽根元総理ともつながりが出来、中曽根はのちに韓国大統領となる朴正煕との満州人脈が形成されてゆく。
中曽根と朴正煕は満州の同じ士官学校を卒業している。

こうしてみると、日本の主要な部分が全てCIAによって牛耳られているという事が良く解る。

そして児玉機関を支配していたのが、笹川良一。

★ ここからは「児玉誉士夫と田中角栄」

児玉誉士夫と小島よしおの違いがわからない若い世代でも、「東京スポーツ」なら知っていると思う。

児玉は東京スポーツを所有する他に、腹心をいくつもの雑誌社の役員に送り込んでいた。
それらに書き立てられることは脅威となった。
悪事を書き立てる正論新聞を黙らせるため、巽産業株式会社代表取締役石井唯博(後の稲川会会長石井進)を送り込んだこともあった。

「1948年末、釈放された児玉はCIAに協力するようになった」と後にアメリカでも報道されたし自身も存命中CIAのエージェントであることを認めている。

2007年3月12日にアメリカの公文書館保管のCIA対日工作機密文書が機密解除されて公開されたが、それによると、児玉のことを「プロのうそつきで悪党、ペテン師、大どろぼうである。
情報工作できるような能力は全くなく金儲け以外に関心がない」と酷評している。

児玉誉士夫は右翼やヤクザ組織、政治家との繋がりによる「力」、様々な表、裏の資金源から得る「金」によって日本で最も影響力のある大物フィクサーにのし上がったとされる。
とくに稲川会系とはつながりが深く、小泉純一郎はその舎弟。

ロッキード事件では、同社から巨額の対日工作資金を受け取ったとして
脱税と外国為替管理法違反で起訴されたがその対日工作資金を田中角栄に渡していたのである。

児玉はすでに1958年からロッキード社の秘密代理人となり、日本政府に同社のF-104“スターファイター”戦闘機を選定させる工作をしていた。
児玉が働きかけた政府側の人間は自民党の大野伴睦、河野一郎(現衆議院議長の父で河野太郎の祖父)、岸信介らであった。

1960年代末の契約が更新され、韓国も含まれるようになった。児玉は親しい仲にあった韓国の朴政権にロッキード社のジェット戦闘機を選定するよう働きかけていたのである。

韓国に対する影響力の大きさが窺える。
しかし、この頃、大野も河野も死亡しており、新しい総理大臣の佐藤栄作(岸信介の弟)や田中角栄にはあまり影響力をもっていなかった。

そこで児玉は田中との共通の友人、故小佐野賢治(国際興業=BMWを独占販売している会社)に頼るようになった。
小佐野は日本航空や全日本空輸の大株主でもあり、ロッキード社製のジェット旅客機の売り込みでも影響力を発揮したが、すでに日本航空はマクドネル・ダグラス社製のDC-10型機の購入を決定していたこともあり、その矛先を全日空に向けた。

この頃深い関係を作り上げていた田中角栄が1972年に首相になると児玉の工作は効を奏し、全日空はすでに決定していたマクドネル・ダグラスDC-10の購入計画を、後に贈賄で逮捕される元運輸次官の若狭得治社長の指示で破棄し、ロッキード社のL-1011トライスターの購入を決定。その後全日空は同機種を21機購入し、この結果ロッキード社の日本での売上は拡大した。

その後間もなく田中角栄はロッキード社から児玉を通じて渡された工作資金を、ロッキード社副社長コーチャン氏によってすっぱ抜かれ、失脚する。

何故蜜月関係にあったロッキード社が、自ら違法献金を公表し田中を貶めた背景は一体何なのか考えてみたい。

田中角栄が総理就任後一番初めにした事は日中国交回復。
これは隣国同士常に緊張状態を構築しておきたかった勢力にとって、驚天動地の出来事であった。

更に、イスラエル支持からアラブ支持を表明した。
おまけに、田中はアメリカ、エクソンモービルだけに頼ったエネルギー政策に危機を抱き、東南アジアルートを模索していたもだから、ロックフェラー様は頭から湯気を立ててお怒りになり、ついにプッツンしたようです。

エクソンモービル、ロッキード社はオーナーがロックフェラーだという事をご承知ください。

ベンジャミン・フルフォード氏が田中真紀子衆院議員に「御父さんの失脚した本当の理由が知りたい」と接触を試みたとき真紀子議員から「あなた、そんな事をしたら殺されるわよ。」と忠告されたと言います。

つまり田中角栄は、脱・ロックフェラー路線をとった事ではめられた訳なのだ。

つづく。

posted by コスモ at 10:46| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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