以下の記事は2009年1月に掲載した記事ですが、最近ゆうちょの限度額が引き上げられました。
目的はいくつかあるでしょうが、おもにゆうちょの資金で国債を買い支えるためでしょう。
買い支えるとは聞こえがいいですが、簡単な話、ゆうちょのお金を国の運営に流用するだけのことです。
タンス預金をゆうちょに誘導し、他の金融機関からも流入させる。
来年の税収は今年をさらに下回る予定です。
いよいよ断末魔の時が近づいているのかもしれません。
国家破綻 最終章 藤原直哉 あ・うん 2004年12月刊 より
この著は2005年像として書かれたものですが、2009年の今、まさにこのような状況になりつつあります。
日本政府は、破綻のタイミングを模索しています。
目的は言うまでもなく、財政赤字の借金ゼロ計画です。
例えばアメリカが財政破綻せれば、アメリカの破たんの余波によって日本は破綻するという事にすれば、国民に対して言い訳が出来るという事ですね。
いくら大人しくてお人よしの日本人でも、現状のまま「税金をじゃぶじゃぶ使い、好き勝手をしすぎてしまいました。もう返せません。」では、暴動が起きる可能があるわけです。
その時を息をひそめて待っています。
シナリオも何本も用意されています。
預金も借金もすべてがゼロになる!
●これから、日本はどうなるのか。
その答えは簡単明瞭である。金融危機、財政危機が表面化し、ロシア危機のような強烈な経済破綻が起こる。
経済破綻が起きるとどうなるか。これも答えははっきりしている。
とにかく、紙幣を刷って刷って刷りまくる。それしかない。(中略)
その結果、何が起きるかは明らかだ。猛烈なハイパーインフレが日本を襲うのである。
預金、年金、保険金、財政、企業救済、個人の生活の救済など、このとき政府が支出しなければならない金額は、数百兆から1000兆円を超える可能性がある。
●政府がそれほどの借金を背負うということは、後の世代に相当な痛みを残すのではないかという意見もあるが、そうはならない。
ハイパーインフレになれば、預金の価値も減少するが借金の重みも減少する。1000兆円の借金を背負っても、100倍のインフレになれば、実質的には10兆円しか借金が増えていないことと同じになる。
中途半端な借金では後の世代の重石となってしまうが、新札を刷って莫大な借金をすればハイパーインフレを引き起こし、実質的に借金を目減りさせられる。
そうなれば借金をリセットして、まっさらなものを後の世代に引き継ぐことができるのである。
●しかし、国民の生活には重大な影響を及ぼす。
ハイパーインフレになればなるほど、借金は限りなくゼロに近づくが、同時に預金も限りなくゼロに近づいていくのである。
キャッシュを稼げる仕事に就いている人はいいが、もし失業でもすると大変なことになる。
なにしろ、モノの値段が一晩で何倍にも跳ね上がってしまうのである。明日の米にさえ事欠くようになるだろう。
ロシアの経済危機では、多く人が食べ物を求めて街をさまよっていた。日本でもそのような光景が随所に見られるだろう。
公務員と大企業のサラリーマンに訪れる地獄
●これから経済破綻を迎える日本では、いくつもの企業が倒産することになるだろう。大企業も例外ではない。
そのような時代は、会社の人脈よりも、会社の外側で築いた横のネットワークのほうが重要になってくる。
ところが、「親方日の丸」のもとで安閑と暮らしてきた大企業のサラリーマンや公務員は、そのことがわからない。
会社以外にネットワークを持っていないので、いざ会社や国が破綻してしまうと、頼れるものが何もなくなってしまうハイパーインフレでいちばんひどい目にあうのは、こういう人たちだ。
また、年金生活者にとっても厳しい時代がやってくることは確実だ。ハイパーインフレになれば、年金だけでは暮らせなくなる。
そのときに備えておく必要がある。
「年金生活に入ったからもう引退だ」と思っていたら大変な目にあう。
「老後はのんびり過ごしたい」と思っていた人にはつらい話だが、これが現実なのである。
「学の時代」に何を学ぶべきか
●では、個人の資産防衛はどうすればいいのか。おそらく、そんな疑問をお持ちの方も多いのではないだろうか。
これまでの私の主張を真摯に受け止めてくれた方には、答えはおのずとわかっているであろう。
資産を増やす、あるいは資産を防衛するという発想自体が、もう過去のものなのである。
これから始まる大変革は、既成の勢力が瓦解し、新しい理想的な世界をつくるために必要な崩壊である。
古い金融システムは崩れ、まったく新しい形のシステムが構築される。そんなときに、古い金融システムのお金を死守することがそんなに大事なことであろうか。
質問に答えるとすれば、資産を守る方法などどこにもないと答えざるをえない。
では、このまま円が紙くずになっていくのを黙って見ているしかないのか。いや、それは違う。
金を増やそう、金を守ろうという発想から脱却すれば、どうすればいいかが見えてくる。
新しい時代に必要なのは、金ではない。個人の志と新しい社会を建設するときに必要となる能力である。
そうであるならば、いま持っている資産を死守しようとするのではなく、自分自身の能力を見つけるため、開発するため、磨くために使うべきであろう。
それは混乱の時代を生き残る、あなたの力強い武器になってくれるはずである。
●ただし、ここでいう「学」とは、既存の学問を学ぶことではない。
現代はもはや「西洋の学問を学べば成功する」という時代ではない。
権威を得るための勉強など、何の意味も持たない。
必要なのは、その人の実力。
真の実力を身につけるためには、自分がいいと思うこと、おもしろいと思うことを学ぶことである。
時代を先取りして、ひとつ付け加えるなら、それが世の中のためになることであれば、なおいい。2005年から始まる大崩壊の後、新しい国づくりに向かって社会が動き出す。
そのときに、個人や特定の組織の利益ではなく、社会全体の利益から物事を考えられる人は、必ず社会から求められる。
いずれにしても、ここまできたら泣いても笑っても、古い時代はあと1年で終わる。
それまでに、どれだけ能力を身につけ、再生の時代のために準備をしておくか。明暗はそこで分かれるだろう。
おわりに
●神は、いまものすごい勢いで最後の振り分け、最後の審判を行なっておられます。
ますます凶暴性と貪欲さを丸出しにしたリーダーが活躍すればするほど、そういう精神的傾向をもった全世界の人々の遺伝子にスイッチが入り、そういう人々が声を上げて彼らに声援を送り、彼らを支持し始めます。ここで声を上げて彼らを支持し、彼らについていく人こそ、神が淘汰されようとしている人なのです。
これから先の時代に神が許さない気質を持った人たちを次々にハーメルンの笛吹き男が群集の中から引っ張り出して、永遠にどこかに連れ去っていってしまう、それが今まさにここで起きていることなのです。
すべては他人事ではありません。すべては一人ひとりにとって極めて現実感の高い神劇なのです。
ニュースに乗るようなすさまじい悪をなす人も、反対に素晴らしい善をなす人も、彼らは単に神劇の俳優です。
この名優たちの演技をみてあなたはどう思いますか、どう行動しますかということを、神は一人ひとりチェックされて、いまだ本心が現れなければもう少しきつい神劇を突きつけて、思いと行動をチェックされているのです。
そして次々と神劇を繰り出す中で、神は人々に改心を迫ります。くどいくらい何度も何度も改心を迫ります。
改心ができればそれでOK、しかしできなければある日突然、ハーメルンの笛吹き男がやってきて、永遠に帰ってこれない旅に出てしまうのです。
●これからの時代、愛なること、善なることを求め、愛と善に基づいて行動している人にはまさに輝かしい希望の時代の到来です。
人類、地球そして宇宙全体の黄金時代の到来だと言っても良いと思います。
そしてそれに反対している人には徒労と悲劇的な結末が待っているだけです。
もうすでに最終地点での世の中の決着はついています。
たとえ今のあなたがどんな悪人でも、心改めて愛と善の道に進むことで、希望に満ちた素晴らしい世の中を生きていくことができるのです。
すべてはあなたの選択ひとつなのです。どうぞこの混乱の時代の本質を決して間違わないように注意されて、素晴らしい未来を手にしていただきたいと思います。

