NTTフレッツ光
船瀬俊介著「抗がん剤で殺される」より。
今日は動画をご覧ください。
●日本ガン学界の風雲児、慶応大学医学部教授、近藤誠医師に訊く
近藤誠医師こそは、まさに日本のガン学界の風雲児、異端児といえる。
この一人のガン専門医の一連の著作活動によるガン治療告発は、いまだ日本のガン学界に激震を与え続けている。
毀誉褒姪の中、一匹狼としてひるむことなく発言、著述により閉鎖されたガン治療の世界の情報公開に挑んでいる。
著作シリーズも近藤誠の情報公開″@〜Aと銘打たれている。
たとえば二〇〇四年度でも『データで見る抗がん剤のやめかた始め方』(三省堂)、『新・抗がん剤の副作用がわかる本』(同)さらに『がん治療総決算』(文聾春秋)……と旺盛な執筆活動である。インタビューにも快諾していただいた。
●「添付文書」 の副作用群に手が震えた
−抗ガン剤の「医薬品添付文書」を見て、その副作用の凄さに愕然としました。たとえば、ハウザー社のプラトシン。
「添付文書」を素人が読んだら、手が震えます。「警告」も「緊急時」に十分対応できる医療施設でしか使ってはいけない……とある。「緊急事態」とは「いつ死ぬかわからない」ということでしょ?
さらに「緊急時」に対応できる医者でないと使ってはいけない、と「警告」することは、つまり「死ぬことを覚悟しろ」ということでしょう。そして、「添付文書」は、作用の発現率について「調査していない」。
さらにプラトシンの「有効性」「有効率」について一行の記載もない。目を疑って厚労省に「そんな『添付文書』が許されるのか?」と抗議したら「そんなことは薬事法の承認上、考えられない」と呆れる。そこでハウザtにも抗議したら「後発商品なので書かなくていい」との返答です。(近藤‥そういうリクツか……) もう一度、厚労省を追及すると「後発……俗にいうゾロ薬品)は例外です」と逃げる。
「医薬品添付文書」は医者にとって、少なくとも貴重なガイドラインですね。それに副作用の頻度が書いてない。「有効性」について一行も書いてない。許されますか?
●「最後は治療の副作用で死ぬんです」
そこで質問です。何人もお医者さんたちに取材すると、毎年、ガンで三一万人も死んでいるけど、「実は、その七〜八割は抗ガン剤の毒性・放射線療法・手術のダメージで死んでいる」と証言しています。
すると、驚くべきことに……毎年二五万人くらいが、ガンで死んだのではなくて治療で死んでいる……ことになる。これは、まちがいですか?
近藤「それは、まちがいではないでしょう。
ボクは学生に講義するときに、こう言っている。
血液ガン患者は、昔はガン細胞が増えて死んだんだけど、今は、死んだときガンがいっぱいある人は少ない。なぜなら、最後の最後まで抗ガン剤を使うから。……学生たちに何で死んでいるか、わかる……?≠ニ聞くと、学生もそこまで言えば……ああ、じゃあ抗ガン剤の副作用で死んでいるんですね″とわかる。
白血球減少による感染症とか、血小板が減って出血死……だいたい、だから最後は治療の副作用で死ぬんですよ″とボクは言っている。(骨髄破壊が凄まじいですね)ウン……だから、そこからおわかりのように、肺ガン、胃ガンのような固形腫瘍のばあいにも、抗ガン剤をやり続けていけば、けっきょく最後は抗ガン剤の副作用で死ぬ……」
これは抗ガン剤によるゆるやかな毒殺″です
●「危険性」が著しいのになぜ認可された?
− やはり……。あからさまに言ってしまえば、これはゆるやかな毒殺≠ナすね。
近藤「うん・…‥。まあ、そういう言い方もできる」
薬事法一四条にこうある。製造・販売許可を申請する医薬品が「有効性」 に比べて「危険性」が甚だしく大きいばあいは、これは医薬品として認可しない……明記されている。プラトシンなんて「有効性」は一行も書けないくせに、副作用は一〇〇ぐらい書いている。これはブラック・ユーモアじゃないですか?
近藤「まあ、そうなんだよ。(苦笑)そこから読みとれるのは『この程度ならマア……認可しましょう』というわけでしょう」−−−「有効率」 の この程度″ が一〇%・…‥八%……最後は一%でも認可している! はっきり露骨に言えば、利権と政治的な圧力じゃないですか。
近藤「ウンウン……。抗ガン剤については外国に優れた本があって……『ガン産業』という本があります(産業……!?‥ビジネスですね)。そうです。医者たちと製薬業界と国が築き上げたビジネスです」
●患者に大切な情報はすべて隠蔽されている
− このように患者にとって大事な情報が、すべて隠蔽されている。
近藤「あなたに言うと釈迦に説法だけど、何でも現代は、情報コントロールというのは、大事な情報を隠すことによって成り立っている。
それで、残りの……隠す人たちにとって有利な情報だけが、流れていくようにしているわけだ」 − 抗ガン剤の 「有効性」 の認定は、投与して 四週間″ の間に腫瘍が縮小したら、一応有効≠ニみなす、というのが基本原則ですね。(近藤‥そうそう)人間の寿命は四週間″じゃない。
これを一年≠ニか伸ばすとガン腫瘍はリバウンドする……(近藤‥だいたい有効″なのがなくなっちゃう(苦笑)) これはペテンですね。
また医者が、ある抗ガン剤について「これは効きますよ」と説明する。医者は四週間″の間は縮みまっせ=c…と言っているのに、患者家族は『お父さんよかったネ……これで治るんだって!=xと握手するわけでしょ?(近藤‥そう)これサギというか、絶望的じゃないですか。
近藤「それはもうボクがズーツと言ってきたことです(笑)」
●臓器が絶叫……毒を盛られているのと一緒
−今回、取材で抗ガン剤の「医薬品添付文書」を詳細に精査してみたんですが、あれだけ副作用が出るということは……もう、目から口から肝臓から……全部出るわけですよ。
これ、けっきょく体中の臓器と組織が悲鳴を上げ、絶叫している。
近藤「毒を盛られているのと一緒です」
時代劇で出てくるじゃないですか。毒を盛られて血を吐いたり。凄い苦悶……。ようするに毒に対して、体中の組織と臓器が反応するわけですね……。
●「どのくらいで死ぬか?戦慄の生体実験
一〇年前、私は近藤誠医師が出した『抗がん剤の副作用がわかる本』(三省堂)を手にとって先ず衝撃を受けたのは見開きの『抗ガン剤治験双六(すごろく)』のイラストだ。
そこに描かれていたのは、抗ガン剤という目の眩む利権に群がる医学界の亡者″たちのおぞましい姿だった。
私は、抗ガン剤認可の現場の余りに凄まじい腐敗、ごまかし、捏造のくりかえしに驚愕した。
とりわけ怒りで身が震えたのは、毒物そのものの治験薬″を「どのくらいで死ぬか?」当たりをつけるため、何も知らない患者に密かに投与して、どのように死ぬかを観察する下り。(D第一相、毒性試験)
身の毛がよだつ。まさに旧陸軍七三一部隊が中国人丸太″に対して行った生体実験そのものではないか。
つづく。